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病気や障害を抱えるこどもや家族への関心を高めるWEBメディア

クリニクラウンジャーナル

笑顔が広がるボランティア~私の視点から~ 

あなたは「クリニクラウン」を知っていますか?

クリニクラウンとは、小児病棟を訪問し、遊びやコミュニケーションを通じて、病気の治療のために様々な制限の中で入院生活をしているこどもたちが思いきり笑い、主体的に遊ぶことのできる環境をつくる人たちのことで、臨床道化師とも呼ばれています。

認定特定非営利活動法人日本クリニクラウン協会(JCCA)は、闘病生活を送るこどもの権利を尊重し、入院しているこどものもとへクリニクラウンのあたたかい笑顔と心のこもったふれあいを届けることを目的として活動しています。

JCCAの活動は大きく分けると、「クリニクラウンの養成」「クリニクラウンの派遣」「啓発・ネットワーク活動」の3つがあります。クリニクラウンの養成や派遣は、専門的知識をもつ職員によって行われていますが、啓発・ネットワーク活動は職員のほか多くのボランティアによって支えられています。

つまり、JCCAの活動には多くのボランティアが関わっているということ。いったい、JCCAでボランティア活動をする魅力は何なのでしょうか。今回は、私自身の目線からその魅力に迫りたいと思います。

私が協会とつながったきっかけ

私がJCCAを知ったきっかけは大学の授業でした。どのような文脈で紹介されていたのかは覚えていないのですが、看護学科の「こどもと医療」という授業のなかで、JCCAを知り、”わぁすごい!!”と思ったことが、クリニクラウンに興味をもった最初のきっかけです。

私は妹がいるのですが、妹は小さいとき身体が弱かったので入院したり、よく熱を出したりしていて、時々付き添いで病院に行っていたこともあり、20年くらい前の病院のイメージが強く、病院にどちらかというと暗いイメージを持っていたので、クリニクラウンという、遊びを届けにくる団体(JCCA)を見て、”妹も私も絶対嬉しい、カラフルで明るくてにぎやかで楽しそう、訪問してほしい”と感じました。

「こどもと医療」を受講していたのは、当時は漠然と医療分野か福祉分野で働きたいと考えていたからでした。どんなに頑張っても思うように治らない病気があるのなら、どうすることが病気の人にとって一番支えになるのだろう?と考えていたのです。

こどもや親の気持ちを支えるにはどうしたらいいんだろう、と思った時、クリニクラウンと遊ぶこどもの嬉しそうな表情を見て、「クリニクラウンに会ってみたい」と思いました。

その時はそれで終わってしまったのですが、去年、『KVネット』という、ボランティア情報サイトを見ていたら、偶然JCCAでライターボランティア育成講座『つながる編集教室」が開催されることを知り受講することにしました。

今は、JCCAのライターボランティアとして「クリニクラウンジャーナル」の編集部に参加し、こうして記事を書いています。

RED NOSE DAY~1万人の笑顔大作戦~

JCCAの活動の中で、まず紹介したいものに、RED NOSE DAYがあります。

ライターボランティア育成講座『つながる編集教室』では、クリニクラウンやJCCAに関わる人々にインタビューをして、記事を書くことを学びました。その時、講師の方に「レッドノーズディに参加すると、記事を書く時の参考になるかもしれない」と言われたことがきっかけで、RED NOSE DAY(レッドノーズディ)にボランティアとして参加しました。

RED NOSE DAYで初めて実際に見たJCCAの活動は、とっても素敵に感じました。

梅田の阪急百貨店の祝祭広場でも、西宮北口の駅構内でも、クリニクラウンのPRや映像、皿回しや写真撮影などを、たくさんの人が集まって、立ち止まって見ていました。赤いスポンジでできた「レッドノーズ」を受け取ってもらえたことが嬉しかったです。

12時ちょうどには、みんなで赤鼻をつけるので、少し前からカウントダウンがあります。

「なんとなく会場に立ち寄っただけでクリニクラウンを初めて知った」という人も多くいたのでは? と思うのですが、みんなワクワクした雰囲気。クリニクラウンたちのカウントダウンには一体感があって、”なんかすごい!”と感じました。

1日を共に過ごしてみて、JCCAはますます素敵な団体だと思えました。

クリニクラウンさんたちは、みんなフレンドリーで、私は話していると温かい気持ちになりました。ボランティアスタッフにはたぶん、以前病棟でクリニクラウンと出会った人や、JCCAのために何かお手伝いをしたいと思っている人や、医療関係の仕事をしている人など、いろんな背景の人がいるのだろうなと想像すると、今年私もボランティアに参加できたことが、仲間に入れたような気分で、なんだか嬉しかったのです。

小児病棟や闘病生活を送るこども、ときくと、きっと人それぞれ気持ちは違うのですが、私は、何も手助けできない気持ちになることが多かったので、RED NOSE DAYの明るさや誰でも参加できる楽しい雰囲気を体験できたことが、印象的でした。

「リレー・フォー・ライフ・ジャパン大阪あさひ」でのチャリティブース

~がん患者支援24時間チャリティイベント~

もうひとつ、JCCAの活動で印象に残っている活動に、がん患者さん支援のイベントである「リレー・フォー・ライフ・ジャパン」でのチャリティブースのボランティアがあります。

クリニクラウンにも、ボランティアさんにも顔見知りの人が増えていたので、「会えた!」と嬉しい気分になりました。当日は、ガチャガチャ募金の受付を手伝ったりり、「リレー・ウォーク」などのイベントに参加したりしました。

「リレー・ウォーク」のとき、クリニクラウンとJCCAボランティアが、ブースから風船や大きな旗を持ち出して歩くのを、イベントに来ているいろんな人が笑顔で眺めていたり、こどもが話しかけに来てくれたりしたことが、印象に残りました。

「リレー・フォー・ライフ」に参加したとき、がんと闘いながら生活している人がたくさんいるということを知って、JCCAはただ楽しいだけの団体ではなく、こどもや大人やその家族など、病気と闘うたくさんの人たちを笑顔にする団体なのだなと思いました。また、「リレー・フォー・ライフ」で出会った人たちを通して、病気と闘いながらお互いに助け合って生活している人がたくさんいることを感じることができました。

ボランティアスタッフ、クリニクラウンになりたい人、あかはな会員いつでも大歓迎

JCCAのボランティア活動の魅力には、毎回ボランティアに参加するのが楽しみになること、たくさんの素敵な出会いに恵まれること、大切な居場所が増えること、みんなが主役に思えて楽しくなること、自分や身近な人の笑顔が増えることなどがあると思います。

JCCAは、いつでもボランティアへの参加を歓迎しています。

誰でも、どんなきっかけでも、JCCAの活動に少しでも関心のある方なら、是非一度、参加してみてください。また、ライターボランティアも募集しているので、書くことが好き!という方も大歓迎です。

さらに、クリニクラウンになりたい人や、あかはな会員の募集も行っています。

JCCAという素敵な団体に、一度遊びにきてみませんか??

参考

・『リレー・フォー・ライフ・ジャパン大阪あさひ』

http://relayforlife.jp/osaka-asahi/

・「チャリティで参加」『大阪マラソン』

http://www.osaka-marathon.com/2018/charity/about/

・「REDNOSEDAY with Cliniclowns」

http://www.akaihana.jp/about.html